記事のタイトルに「奇数の数字」を入れると、読者の目に留まりやすい
これは、一緒にお仕事をしているWebマーケッターの方に教えてもらった話です。
例を出してみます。

先に「奇数」というワードを出してしまったので、”直感的”の意味がなくなっていますが…。
論理的な説明はできませんが、確かに後者の方がなんとなく印象に残ります。
ついでなので、他の例も見てみましょう。

うーん、すでに「奇数」というワードが頭にインプットされているので、正常な判断ができませんね。笑
「言われてみれば、なんとなく…」というレベルなので、人間の深層心理に関わる話なのでしょう。感覚的には理解できるものの、論理的にはなかなか理解できませんね。
今回は、タイトル中の『奇数の数字』が目に留まりやすい理由を考察していきます。
タイトル中の『奇数の数字』が目に留まりやすい理由
以下の3つの理由から、奇数の数字は目に留まりやすいと考えられます。
- 奇数は「割り切れない」故に、信憑性のある数字だと感じてしまう
- そもそも奇数は日本人にとって馴染みの深い数字である
- 奇数ではなく、素数だから印象に残る

あくまで私の考察ですが、割と核心を突いていると思います。
①奇数は「割り切れない」故に、信憑性のある数字だと感じてしまう
1つ目は、割り切れない数字だから説。
数学的に偶数と奇数を定義する場合、
・偶数:割り切れる
・奇数:割り切れない
と切り分けられます。
ここから考察するのであれば、
奇数は整っていない数字であるが故に、真なる疑問や問いかけと感じてしまう…。
小学生の頃に教わった「奇数=割り切れない」という概念が、
「奇数は自然な数字であり、信用できる!」
という心理につながります。
②そもそも奇数は日本人にとって馴染みの深い数字である
2つ目は、日本人は奇数に馴染み深い説。
結婚式のご祝儀を包む際、
「2万円、4万円、6万円は割り切れる(別れる)からNG」
とよく言われてますよね。
また「4」という数字は「死」をイメージするから避けられたり、「7」という数字はラッキーセブンと呼ばれ好まれたりもします。
このように、我々日本人には意識的に偶数を避け、奇数を選ぶシチュエーションが少なからずあります。
馴染みのある数字だからこそ、目を引くという心理です。
③奇数ではなく、素数だから印象に残る
2、3、5、7、11、13・・・
「奇数」ではなく「素数」という部分の影響が強い説です。
数学者や科学者の人が”素数の魅力”をよく語っていますよね。

Wikipediaから素数の魅力を紐解こうかと思ったら、予想以上に書いてあることが難しかった…。
身近なところだと、数学の問題を解くときに行う「素因数分解」で、我々は素数を意識的に探しています。素因数分解は中学2年生くらいで教わる知識で、理系の人は大学卒業までに何千、何万回と繰り返しているのではないのでしょうか。
数学者や科学者が語る「素数の魅力」を理解していなくても、素数は問題解決のために必要な「何となく気持ちの良い数字」として記憶にインプットされています。
【まとめ】記事のタイトルに奇数の数字を入れてみよう!
記事のタイトルには『奇数の数字』を入れると読者の印象に残りやすい
調べてみると意外と有名な話で、SEOや広告運用に強い人にとっては当たり前の話なのかもしれません。たしかに論理的な根拠はありませんが、言われてみれば奇数の方が印象に残る…。
記事のタイトルに数字を入れる機会があったら、ぜひ奇数を積極的に使ってみてください。

もしこの記事を心理学者の方が読んでいたら、ぜひ「奇数は印象に残りやすい」の論理的な根拠を教えてください…。
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