Macの純正キーボードを使っている皆さん、ストロークが浅くて打鍵感が物足りないと感じることはありませんか?
私もMacの純正キーボードに不満を感じていた一人です。バタフライ式のキーボードって、ストロークが浅すぎてタイピングしてる感が薄いんですよね。
あまりのタッチの軽さに、タイピングミスをしてしまうこともしばしば。
ということで、Macの外付けキーボードを新たに購入してみました。
「Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)」です。

お値段は1.4万円ほど。決して安い買い物ではありませんが、毎日使う仕事道具なので思い切りました。
「弘法筆を選ばず」とよく言いますが、私は弘法ではないので筆を選びます。
今回は、1日に1万文字以上のタイピングをする私が、このMatiasのMac用キーボードについてレビューしていきます。
Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)とは

「Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)」を販売するMatias社は、カナダに本部を置くPC周辺機器メーカーです。
日本における正規販売代理店はDIATEC社のみとなります。
まずは本キーボードの特徴や仕様についてみていきましょう。
キーボードの特徴
メーカー公式HPで謳われている「Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)」の特徴は下記です。
- クリック感が強めのキースイッチが特徴のメカニカルキーボード
- 一つ一つのキースイッチが独立し、メンテナンス性に優れる
- Apple製キーボードと同様、ファンクションキーでスクリーン輝度や音量が調整可能
- キーキャップの文字はレーザー刻印を使用しており、文字が消えにくい
- 3つのUSBポートを搭載
- テンキー付きのフルサイズキーボード
- Apple製キーボードと同様のJIS配列
2万円以下で「テンキー付き+JIS配列メカニカルキーボード」という条件を満たすMac用キーボードはこれだけという部分が、購入の大きな決め手となりました。
東プレが販売する「REALFORCE for Mac」や「REALFORCE SA for Mac」もテンキー付き+メカニカルキーボードですが、どちらも2万円以上となってしまうので私的には予算オーバーです。
予算に余裕がある人は、より高性能な東プレ製を選んでも良いでしょう。
キーボードの仕様
外寸 | 幅46.0cm × 奥行16.5cm × 高さ3.5cm |
重さ | 1.25kg |
ケーブル長 | 1.8m |
スイッチ | タクタイルスイッチ |
フルサイズキーボードということでサイズは大きく、重さも1kgを超えるため、完全に据え置きで使う用ですね。
机が狭いとちょっと邪魔になるかもしれません。
ちなみに「テンキーはいらないから、もっとコンパクトなキーボードが欲しい!」という人には、テンキーなしの「Matias Mini Tactile Pro keyboard for Mac(FK303)」というミニサイズのキーボードもあります。
キーボードの配列
Macbook Airのキーボードと配列を比較してみましょう。
Macbook Air

Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)

まず大きな違いは、テンキーが付くという点ですね。(フルサイズキーボードなので当たり前ですが…。)
数字入力は圧倒的に速くなります。
加えて「home」「page up」「page down」のキーが付くのも便利なポイント。
「home」を押すとページのトップに戻り、「page up」や「page down」を押すと1画面分のページスクロールが行われます。
マウスまで手を伸ばさずともスムーズにページ閲覧ができるのはありがたいですね。
FK302-JPのおすすめポイント

実際にMatias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)を使ってみて、良かったと思える点についてレビューしていきます。
メカニカルキーボードの打ち心地が最高
とにかくキーボードを打っていて気持ちが良いです。
Macの純正キーボードは打っていて「サクサク」といった感じですが、FK302-JPは「カタカタ」といった感じ。ストロークが深く、押し込んだ後の反発も強いです。
キーボードをカタカタ打っていると「あ〜俺仕事してる」という感覚を得られ、タイピングがちょっと楽しくなります。
Mac純正キーボードのストロークの浅さに不満を持っている人は、確実に満足感を得られるはずです。
タイピングミスが減る
Macの純正キーボードを使っている時よりも、確実にタイピングミスが減りました。
ストロークが深く、キーを押すのに力がいる分、自然と1本1本の指の動きが独立するようになります。結果として指の動きが正確になり、タイピングミスが減るという感じですね。
とくに動作を独立させずらい小指、薬指周辺のキーに関しては、その効果が明確に現れます。
タイピングミスに悩んでいるという人には、ぜひ試してほしいキーボードです。
カーブしたキーボード面が指にフィットする

Macの純正キーボードは全体がフラットなのに対し、FK302-JPはキーボード全体に傾斜がついています。
奥行き方向にいくほどキーの位置が高くなっており、指がピタッとキーボードにフィットしてくれます。
ブラインドタッチが苦手な人も、ホームポジションを安定させやすい仕様です。
FK302-JPの残念なポイント
Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)には少々残念な部分もありました。
音がうるさい
キーボードを打つたび、「カタカタカタカタ」という音が響き渡ります。
この部分に関しては、メカニカルキーボードの宿命とも言えますね。
同じ部屋に誰かがいる場合は、普通に迷惑になります。オフィスで使っていても、隣の人にうるさいと思われるレベルです。
ただ個人的にはこのカタカタ音が耳に入ってくると「仕事してる感」を得られるので、むしろ好きだったりもします。
いずれにせよ、周囲に人がいる空間で使うのには不向きであり、自室での作業用のキーボードと言えます。
汚れが目立つ
キーボードの本体カラーが真っ白なので、ちょっとした汚れやホコリでも目立ちます。
神経質な人や綺麗好きな人は、かなり気になるはずです。
汚れに対してはアルコールティッシュ、ホコリに対してはエアダスターなどでこまめに対処しましょう。
まとめ
総評すると、Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac(FK302-JP)は下記のような人におすすめです。
- Macの純正キーボードの打鍵感が物足りない人
- 打ちごたえのあるキーボードが欲しい人
- 「テンキー付き+JIS配列メカニカル式」という条件でMac用のキーボードを探している人
- タイピングミスを減らしたい人
値段こそちょっと高いものの、満足度は非常に高いキーボードです。
現状のMac純正のキーボードに満足していないという人は、ぜひ検討してみてください。
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