クラウドソーシングの提案文、悩ましいですよね。
実際私も1年近くクラウドソーシングを利用していますが、「これが絶対に正解」という提案文には未だ辿りつけていません。
ライターとしてもまだまだ学ぶべきことがたくさんある私ですが、つい最近ある仕事がきっかけで、ランサーズの「発注側」を何度か経験しました。
読んだ提案文はトータルで30件以上。幸いにも熱意がこもった提案文がたくさん届いたので、仕事を任せるライターさんを選定するのは正直非常に悩みましたね、、、
しかし選定業務を続けている中で、
「いやいや、これは絶対採用しないでしょ」
という提案文には、いくつかの共通点が存在することに気づきました。
そこで今回は、私がランサーズで「発注側」をやってみて感じた、絶対に採用したくない提案文の特徴について解説します。この記事を読めば、提案文で最低限注意すべきポイントが分かるはずです!
発注者目線で見た、採用したくない提案文

「発注者目線で見た、採用したくない提案文」は、ずばり下記の3つです。
②自己アピールがメイン
③「初心者」というワードが入っている
【採用したくない提案文①】文章がテンプレ感満載
文章をぱっと見て「あ、テンプレだな」と感じたら、そこで読む気が一気に失せます。「テンプレ=手抜き」なので、そこに込められた熱意はゼロです。
これは受注・発注の立場が逆でも同じですね。クラウドソーシングを受注者側で登録していると、たびたびスカウトが届くことがありますが、文章がテンプレだと「なんか、胡散臭いな」と感じる人の方が多いでしょう。
ここでいうテンプレの提案文とは、
- なぜ、応募しようと思ったのか?
- どのように役に立てるのか?
- 役に立てる根拠は?
といった部分がすっぽ抜けている文章を指します。
他の提案にも使い回せるような提案文を書く人は、仕事にも手を抜きそうだと思えてしまうため、基本的にNGです。
【採用したくない提案文②】自己アピールがメイン
自己アピールがたっぷりの提案文は、一見熱意がこもっているように思えるのですが、発注者目線で見ると採用を決めづける材料とはなりません。
発注者が欲しいの自己アピールではなく、「どのように役に立ってくれるのか」や「どのような記事を書いてくれるのか」です。自己アピールをたくさんされたところで、「ふーん、すごい人なんだ!」で終わってしまうんですよね。
具体的には、自分の経歴や実績だけで7〜8割以上が埋まっているような提案文はNG。
必死で自己アピールをする提案文は、書いている側の自己満足で終わっている可能性が高いです。
【採用したくない提案文③】「初心者」というワードが入っている
そこそこのクオリティの記事を求めている場合、「初心者」というワードが入っているだけで採用の基準から外れます。
具体的には、
「ライター初心者ですが、誠意を持って対応いたします。」
みたいな文章ですね。厳しい話ですが、お金を払って選ぶ立場になると、初心者にわざわざ発注するメリットはありません。
これは実生活に置き換えて考えたときも、同じことが言えます。
例えば美容室にいった際に
- 仕事を始めて1週間の美容師
- 仕事を始めて5年の美容師
がいたとして、同じお金で切ってもらうなら当然「仕事を始めて5年の美容師」ですよね。
少ない情報で相手の力量を判断するからこそ、経験は重要な判断要素です。たとえ自分が初心者だったとしても、「初心者」というワードをわざわざ盛り込むメリットはありません。
ボツにはしないけど、プラスではない提案文

たくさんの提案文を読んでいると、
「ボツではないけど、採用する要素ではないよね〜」
という提案文をたまに見かけます。
具体的には下記のような提案文です。
【プラスにならない要素①】大量の実績記事
ここぞとばかりに数十記事分の実績URLを教えてくれる人もいますが、ぶっちゃけ全部読めないから要らん。
私の場合は大量に実績記事が送られてきても、上から2〜3記事を読んで終了です。数十記事も読んでいたら、いつまで経っても選定が終わらないので。
個人的には、最も自信がある2〜3記事くらいを送ってきてもらえるのが1番嬉しいです。
【プラスにならない要素②】納期守りますアピール
「納期は厳守します。」という一文を提案文に入れている人は非常に多いです。
しかし納期は守って当たり前なので、アピールされたところで全くプラスには働きません。
納期の話でアピールするなら、「○日前倒しで納品できます。」くらいは入れておきたいところですね。
【まとめ】発注者目線に立つと、提案文で最低限注意すべきポイントが分かる
発注者目線で見た、採用したくない提案文
- 文章がテンプレ感満載
- 自己アピールがメイン
- 「初心者」というワードが入っている
ボツにはしないけど、プラスではない提案文
- 大量の実績記事
- 納期守りますアピール
これまで長くにわたってランサーズを受注者側として利用してきましたが、発注者側に立ってみて初めて気づくことが多々ありました。
大切なのは提案文を書いて満足するのではなく、「相手がこれを読んで、どう思うか」まで想像を膨らませることかと思います。
ちなみに私が提案文を書くときは、以下のような感じで書いています。

提案文に絶対的な正解はありませんが、クラウドソーシングで稼ぐなら研究は必須です。ナイスな提案文で採用を勝ち取って、クラウドソーシングでガシガシ稼ぎましょう!
クラウドソーシング(主にランサーズ)関連の記事は他にも執筆していますので、こちらも併せてどうぞ!
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